韓国が生んだ究極の珍味チャンジャも、最近では居酒屋さんのメニューに登場したり、スーパーの棚に並ぶようになりました。そんななか「チャンジャって鱈の胃袋って聞くけど鱈の種類は何?」というような質問をよくいただくようになりました。
朝鮮半島ではスケソウダラは食卓に欠かせない魚です。干したものは日本のコリアタウンでも見かけますが、韓国のウルサンという日本海に面した町では、冬場になるとスケソウダラのフィレをそのまま漬け込んだキムチがある位です。スケソウダラの胃と腸を塩蔵し、キムチ風に漬け込んだものをチャンランジョといい韓国を代表する塩辛です。
では、日本で出回るチャンジャはスケソウダラなのでしょうか?
実は日本では、在日コリアンたちが手に入りにくく、漬け込むのに手間がかかるスケソウダラよりも、もともとよく食されていた塩蔵マダラに目をつけました。マダラのエラを除き、胃袋の部分のみを塩蔵。チャンランジョの味付けを真似ることで日本独自の「マダラチャンジャ」をつくり上げたのです。今日韓国で見られるマダラのチャンジャはエラ付きであり、日本で食されるものとは違います。
スケソウダラは高級な上に胃袋は一匹当り5gから15g位しか取れません。作業も大変なもので、胃袋の掃除で1時間にさばける量は熟練者で1時間に3kg、なれない者だと1kgがせいぜいです。量産するのは難しいものでした。しかし、本場の味を追求する徳山物産にとって本場のチャンジャ、スケソウダラチャンジャを避けて通ることができませんでした。
日本でスケソウダラチャンジャを加工、味付けしているのは徳山物産だけ!
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